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さてさて、ただただ私がWaTの歌詞について語りたいという自己満企画、後編です。
前編も読みたいという物好きな方はこちらをご覧ください(^ー^)


◆『自転車』作詞作曲:WaT
5thシングル『ボクラノLove Story』のカップリング。
この歌詞は、本当に好きすぎて語りだすと止まりません。曲も三拍子で素晴らしいメロディー。リンク先の歌詞サイトで試聴できるのでぜひ聴いてみてください!

静かに冷えて白く凍る道
かじかむ手ハンドル握りしめ
自転車走らせていつもの角を曲がれば

家の前で一人待つ君
少しよろめいて二人乗り
こんな日常がずっと続くような気がした


冒頭、寒そうな冬の風景から始まって、ハンドルを握る手にクローズアップし、その次にやっと自転車に乗っているという全貌が見えてくる。さらに、そこから角を曲がることで、「君」が待っているという新しい景色が展開する。ここまでですでに見事。
そして、「少しよろめいて二人乗り」。この一文は、本当にこれだけで十分なくらい。このフレーズそのまま使って短歌作りたいくらいですよ。

この美しすぎる最初の情景描写から始まって、しかしこの曲は、別れを目前にした切ない2人の青春を切り取っていきます。

君と過ごしてきた日々が
いつか思い出に変わるなら
あのとき僕はもっと君に想いを伝えたかった
過ぎた日は今でも胸の奥でひそかに息をして
耳をすまして片隅の声に振り向けば
そっと君が笑う


(略)

思い出はいつも少しだけの後悔と切なさを
歓びと同じだけ重ねたまま伝えようとしている
君が笑っていたあの夕暮れ自転車帰り道
こごえる手繋いだ時の君の温もりは
きっと忘れないよ


この曲のリリースと同時期に、WaTの活動一時休止とソロ活動期間に入ることが発表されたことは、関連があるかないかわかりませんが、個人的にはとてもドラマチックだなーと感じております。

◆『reStart』作詞作曲:WaT
はい、きました。これもほんとめちゃくちゃいい曲。
ソロを経て、WaT活動再開と同時に発表されたベストアルバムに、一曲だけ収録された新曲です。
小池さんはこの曲を、「また2人に戻ってこれからもがんばっていこう」という内容の曲と説明しています。

駆け上がる 歩道橋足音に
白く 滲む 息を 重ね
思い出は 色褪せることもなく
時は止まったまま


(略)

どれだけの思い出を並べるより
またこうして君と過ごせれば
止まった時も動き出すさ
これから生きる時間の話をしよう
一瞬を 積み重ね
時代は創られていくから


言葉の表現力は、ソロ以前に比べ格段に上がっていると思います。
そして「また2人でがんばっていこう」というテーマでこういう歌詞が出てきちゃう2人の関係がアツイです。
そしてこの曲の2番サビの情景描写は、表現力の向上をさらに強く感じさせるものになっています。

街角に鳴り響くクラクション誰かの声
交差点人波追い越せば
広がる視界 過ぎゆく世界


これがまた、メロディーも広がりを感じさせる展開に差し掛かったところでこの歌詞なので、聴いているこっちまで視界がぱあっと開けていくような感覚に包まれるのです。

◆『花咲けば』作詞作曲:WaT
2008年リリースのシングル『時を越えて~Fantastic World~』のカップリング曲です。
注目すべきは、歌詞中で「君」と呼んでいる存在が何者なのか、というところ。

どんな時でも君は
穏やかな眼差しで
出会いも別れも涙も
そっと見守ってきた


(略)

きっといつか また逢えたら
その時はもっと笑えるだろう
君が咲いて 風が 少し
暖かくなる頃に
巡りめぐる 季節の中
僕らは時に立ち止まって
ささやかでも 君に こころ
奪われる


お気づきでしょうか。この「君」は、花のことなのですね。
また、花になぞらえながら、人の優しさとか、大切にしたいもの、大切にしたい人などを表しているのかもしれません。
さて、作詞の力がついてくると同時に、WaTの歌詞は文語風の表現が増えていき、まるで青葉城恋唄のような古風な情緒を醸し出していくようになります。

小さな花片はいつも
儚げに揺れて
密やかに囁けば
幸せまたひとつ


(略)

振り返れば 懐かしさに
彩られた時はいつも
君が咲いて 胸に 残る
温もりを分けてくれた


歌詞だけ見ると落ち着いた穏やかな感じですが、曲は意外にロックテイストで鋭いメロディーで、ファンの間ではカップリングながら人気の高い一曲なのです。

◆『青春の輝き』作詞作曲:WaT
これはね、本当に名曲です。歌詞も曲も、ここまでくれば専業の作詞家・作曲家と比べても遜色ないレベルだと思えた楽曲。2008年10月発売のシングル『36℃』に収録されていますが、同年5月のライブツアーで未発表新曲としてすでに演奏されていました。

変わるもの変わらないもの
今の僕には分からないけど

同じ時を分かち合えるなら
心に刻まれた場面
忘れられるわけないじゃん
君も同じ
気持ちなはず
青春が放つ輝きを


このサビなんですが、「同じ時を」から「忘れられるわけ」までが、二分音符を中心とした、長く一語一語置いていくようなリズムになっている。そこで得意の少し古風な言葉遣いを駆使しながら、メロディーの収束地点で、リズムが細かい刻みになると同時に「ないじゃん」と突然若者言葉を使う。これが本当に、歌詞と曲のバランスが素晴らしくて。
その歌詞と曲のマッチングがあるからこそ、その後の「君も同じ気持ちなはず」がぐっと心にしみてくる。

2番サビも当然同じ構成なのですが、その内容がまたいい。

大丈夫と言い聞かせながら
心に湧き上がる感情を
抑えられるわけないじゃん
胸にひとつ
きらめく星
青春がくれた輝きを


あと2番のメロもいい…!と語りたいところですが、歌詞全部書いちゃう勢いになりそうなので自重しておきます。
歌詞サイトでチェックしてみてください。ちょっとだけ試聴もできます。

◆『24/7~もう一度~』作詞:WaT 作曲:大隈知宇
2010年発売のシングル曲。作曲に珍しくWaT以外の作曲家さんが入っているけれど、正直この頃のWaTが曲も書いていたら、もっとひねった構成やメロディーになってたんじゃないかという気がしています。でも、歌詞にはやっぱりWaTらしさが出ています。

誰かを想うのに ○と×があって
僕らの答えは 涙の跡だよ
夜空を見上げてた

僕の知らない誰かと 過ごすだろう君の日々が
それも愛しく想えるように 大人になるから


WaTが大人なラブソングに挑戦する、という企画のシングルだったのですが、その曲中で「大人になるから」って言っちゃうあたりが等身大なWaTらしさ。でもやっぱりこのフレーズがファンにも人気だったようです。

夜を越えて 僕は悲しみを ポケットの奥に握って
ここからまた 二人歩き出そう 思いの彼方で


やっぱり企画意図に沿って無理に大人ぶるよりは、「ポケットの奥に握って」とか、WaTらしい言葉が出てくるのがいいなあ、と思ったりします。

さてさて。前編に続いて10曲紹介させていただきました。
本当は『卒業TIME』や『あの日』も入れようかかなり迷ったんですが、この場は内容よりも言葉の表現の面白さで(好みですが)選んでみました。
はい、自己満終了!
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ファン以外にはあまり知られていないけれど、WaTの歌詞って本当にいいんだよなーと思うんでオススメをまとめたくなりました。
というわけでWaTの良歌詞10選。(リリース順)

◆『僕らの居場所』作詞:WaT作曲:WaT・田中直樹
ウエンツ瑛士、小池徹平が「はじめて一緒に作った曲」。そんな記念すべき曲ですが、冒頭の歌詞から

ちゃんと僕を見てそして話して下さい
重たい荷物をそこにおろして下さい


コレで始まるのって、作詞始めたばかりの人とは思えないセンスです。
この曲は、当時路上ライブをしていた2人の思いを率直に歌ったもの。しかし、書き始めたばかりの人にとって「かっこつけない」「どこかで聞いたような言葉を空虚に使わない」ことってとても難しいことなのに、なんでこんなに本物の率直さで書けたんだろう、と驚きます。

その場所から今 君に何が見えていますか?
僕らの気持ちが ちゃんと届いていますか?

(略)
僕らはいつもここで待ってるから
君の顔を見せて話して下さい
僕らはいつもここで歌ってるから
全て伝えるのなんて難しいけど
歌ってる


最初期の十代の頃にこういうものが書けてしまうってところから、本当に2人の飾らない人柄が伝わってくるなあ…と感じます。

◆『オトナシ』作詞:ウエンツ瑛士 作曲:小池徹平
ファーストアルバム収録で、ウエンツさんがほぼ一人で歌っている曲。
アップテンポでライブでも盛り上がる元気なナンバーですが、歌詞は思春期の迷いや悩みを等身大で表現しています。

夢 希望 抱えすぎて
すげー 理想 果てしなくて
とても手が届かないよ

右 左 どっち付かず
白 黒 決められずに
いつだって出遅れるんだ


「いつだって出遅れるんだ」がめっちゃ好き。
これ、ぜひ音源を聞いていただきたいんですが、音楽にとてもよく言葉がはまっていて上手い。それでいて、自分の言葉でリアルな心情を表している感じもグッとくる。

さて、全体には元気な感じで展開していく歌詞なのですが、2番のBメロで、突如静寂が訪れます。

がむしゃら走ってたどり着いた―たどり着いた―
オトナシ 行き止まりそんな…
街中雑踏も遠ざかって―遠ざかって―
すべてが息をひそめる


この「すべてが息をひそめる」のそっけなさ、突き放された感。音楽は鳴り続けているけれど、本当に音がなくなった世界をイメージさせる。しかしそこからの2サビがまた唸らせます!

それでも僕らは両手振りながら
足音 鳴らして
手に入れるために捨てたものたちへ
別れの言葉は
思い出だけで!


そしてやっぱりサビも音楽へのハマり方がめちゃくちゃいいんです。

◆『Answer』作詞:WaT 作曲:小池徹平
この曲は、作詞はWaT名義になっていますが、すごくウエンツさんっぽい考え方が如実に表れてる歌詞だなあ、と勝手に思っています。

もしかしたらそれは立場とか立前とか
僕に分からないような事なのかも
それでも僕はきっといくつものシガラミに
包まれて守られて生きている


きっとこの曲を書いた時には2人はまだ十代だったと思いますが、この世界にはまだ自分の知らない汚いことや裏のあることが渦巻いている、と感じながらも、そういうところで大人として自分を守ってくれている人の存在に感謝して、少しずつ大人に近付いていこうと一生懸命な感じ。けなげです^^
でもこういう面倒くさいこといちいち考えちゃうのが、いかにもウエンツさんらしくて。

しかし、さらにこの曲の中で注目すべきは2番。

僕らはきっと記憶の海の上で
思い出の海原にユラユラと浮かびながら
生きるたび少しずつ深くなって
たまに海の底まで記憶を探しに沈んで
そしてまた海の上を漂ってる
いつまでも…


不思議な心象風景。自分自身が海の上に浮かんでいるようなイメージを掻き立てると共に、記憶というものについての独自の考え方を表現しているのが面白いなあ、と思います。

◆『Hava Rava』作詞作曲:WaT
WaTの3rdシングルであり、ポップなサマーチューン。彼女にフラレた男の子たちがやけっぱちで2人で海に遊びに来た、というコミカルな情景を描いていて、ライブなどでも盛り上げソングとしての扱いが大きいです。が、その実歌詞は意外にちょっと文語チックで、美しい言葉が並んでいるんです。それをいいことに、BL読みをしてしまっても捗ること間違いなしですw

空が落ちてきそうだよ
僕ら砂に寝ころび見上げてた
このままずっと時間を止めてしまいたい


(略)

遠く夕日に染まる空
友情で過ごす夏黄昏れて
波の音だけ優しく僕ら包んでく
時が経つのも忘れて
僕ら夏の真ん中浮かんでる
子供みたいに日が暮れるまではしゃぎたい

やがて過ぎゆく夏の空
失くした恋のカケラ今何処
心の奥でつかえてたもの溢れ出す
本当に大切なもの
やっぱ忘れられない恋もある
そのことに今気付いて僕ら歩き出す


まあ正直、歌詞を見るだけでも、なんでフラレたのかってお前ら2人が仲良すぎるからだろ、と思います(笑)
PVを見ればその思いはさらに強まりますので、動画など探して見てみることをオススメします(笑)

◆『初めて海を見た時には』作詞作曲:WaT
Hava Ravaのカップリングに収録された、こちらはしっとりした夏ソング。

初めて海を見た時には
世界の広さに打ちのめされて
目眩がしてたはず
きっと初めて僕が出会ったもの
その時感じた記憶はずっと
なくしちゃいけない宝物かもしれない


感動する心を失いたくない、という思いを「初めて海を見た時」にたとえるというのが面白い。
情景描写の美しさもこの頃から磨きがかかっていきます。

何気なく見上げる夜空に
今年最初の花火ゆらめいていた


(略)

ビルの間を流れる風に
ほのかに香る微かな夏の気配
夕闇に低く浮かぶ月は
どうしてこんな心まで惑わすの


と、ここまでノリノリで書いてきて気付きましたが、これ10曲1つのエントリーで書くとめっちゃ長くなりそうです。
そういうわけで前後編に分けることにいたしました。
楽しんでるのは私だけかもしれませんが、後編をお楽しみにw
アイドルレビューとしてじゃなく、曲について思ったことがいろいろあったのでいったん書いとこうかと。


まず、「ナチュラルに恋して」が最初にCM、着うた、PV配信と、メディアに流れ始めたわけですが。

何に一番ぐっと来たかって、タイトルですよね!(笑)

Natural Beauty BasicのCMで「ナチュラルに恋して」よ!?
これ、Perfumeの3人は「中田さんはこういうことしないと思ってたけど~」と話してますが、私は中田さんはこういうことするやつだと思ってた!(笑)
だって、ポリリズムだって「もっとがっつり『エコロジー』みたいな歌詞にしたかった」って言ってた人ですからね。

前どこかで読んだか聞いたかした覚えがあるんだけど、中田ヤスタカが音楽の仕事始めたのって、何かファッション関連の仕事をしてて、音楽が必要になってつけたみたいな内容のインタビューがあったと思うんだけど…(うろ覚え)

中田ヤスタカって人の、「音へのこだわりが強い」「天才肌」「芸術家」みたいなイメージが先行しちゃってる気がしてまして。
でも私が思うに、彼、「音」そのものよりも実は全体の「デザイン」とか「ストーリー」(文脈?)の方にこだわりというか、興味が強いんじゃないか、と。
どんな文脈で使われるかによって、音なんて平気で変えちゃうところがあると思うんですよね。それがアルバム⊿(トライアングル)の中の「edge」であり「願い」であったと。edgeなんか完全にライブパフォーマンスにインスパイアされて作り直したとしか思えなかった!

中田ヤスタカにとって、「音」は実は主役じゃないんじゃないかと。だからこそ、Perfumeの音楽プロデューサーとして彼は優れていて、「その時」の彼女たちに最も合うものをデザインできる。「音楽」至上主義の「芸術家」ではこんなことはできないよ。

まあでも、それは大衆性とかポップさにも結びついているもので、ある意味「ダサイ」ものと紙一重のところにある。
けっこう私、Perfumeって昔から「ダサイんだかかっこいいんだかわかんない」もののような気がするんですよ。
世の中の人が「おしゃれでかっこいい」と思うものを目指してるという気がしないんだよね。むしろアニメ的・ゲーム的であったり。そのへんのセンスがヤスタカと他のデザイン面のスタッフと、すごく同調できてるのがほんとに奇跡だと思うけれど。

ほんで、この♪ナチュラルに恋して~っていうまんまなサビが流れるナチュビのCM。
単なる先鋭的なかっこよさじゃない。音、デザイン、キャラクター、そして時流の紙一重のシンクロにしびれて、「なんだこれかっこいい!」って思うんだ。



で、やってくれたなあ、と思ってた矢先の両A面のお知らせ。

タイトルは「不自然なガール」。

…もー、策士すぎて開いた口がふさがらないっすよ。
ナチュラルの時点でそうとう「狙ってるなあ、ウププ」と思ってたのに、ここまで狙いを定めてこられると、ウププどころか爆笑もさらに通り越してポカーン(笑)
しかもさらにポカーンってなるほどキラーチューン(笑)

しかし、ここまでいい曲になったのは、きっと「ナチュラル⇔不自然」のイメージがヤスタカの中で絶妙にキマってたからじゃないかと思う。
彼自身が言っていた(らしいw)ように曲じたい「鬼キャッチー」なんだけど、一番キャッチーなのは「ナチュラル⇔不自然」っていう言葉の対比じゃないかと。
だってすでにファンの間じゃ流行語化している感さえある。

言葉がデザインを導き、デザインが音楽を導き、そしてその音楽が新しいデザインを導くような。
これってたぶんヤスタカ的には、かなり本領発揮な状況なんじゃなかろうか。

正直、ポリリズム以降しばらくなかったんじゃないかというくらい、「鬼キャッチー」だと思います。





…ところで、インストで聞くと「ナチュラル」と「不自然」が逆転して面白いです。

「不自然」は歌抜くと意外にストレートで陽のサウンドに聞こえるし、「ナチュラル」のメロ部分のリズムは殺す気かというくらいの不自然っぷり!
巷の噂では「不自然」の主人公と「ナチュラル」の主人公は同じ男の子に恋している三角関係(⊿トライアングル!)なんじゃないかという話もあるし、そうなると、実は「不自然」の方が内面はナチュラルで「ナチュラル」の方が内面は不自然なんだよ、という深読みもできたりなんか…するかも…ちょっと苦しい?(笑)

(mixiより転載)
「女子」

という言葉は恥ずかしい。

自分で自分のことを「女子」と称すのはもっと恥ずかしい。
しかしどうにも、この「女子」という言葉がしっくりきてしまう人種がいる。
この「女子」は、学校やなんかで使われる「女子」とは違う意味の、ある特定の人たちを指す言葉だ。

「女子」は、主に20代である。
「女子」は、ある程度自分で自分の使うお金を稼がなければならない人たちである。
「女子」は、自分の好きなものが何か、多少は知っている人たちである。
「女子」は、まだちょっと自分のことを、大人と認識できないところがある。
「女子」は、他人を指して使う言葉ではなく、自分や自分たちを指す言葉である。


こういう「女子」たちが凹んだりぐじぐじしたりしたときに、一番聴くと良い音楽は、チャットモンチーに違いないと思う。



化石になった脳みそが
私のからだを支配して
寝返りを打つたびに
右左にコロコロ

8cmのピンヒールで駆ける恋


(8cmのピンヒール/チャットモンチー)



明日もチャット聴きながら満員電車で通勤するぞ。
まさかの、1年ごしパート2です。
鉱石ラジオ鉱石ラジオ
(2001/05/23)
新居昭乃

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うーん、ジャケットも素敵。
私の女神様・新居昭乃の、ラジオから生まれたコンセプト・アルバム『鉱石ラジオ』です。


夏の夜って、宇宙旅行に出かけたくなりません?なんつって…

まー、宇宙旅行は無理なので、プラネタリウムとか天体観測とかになるんだけど……
このアルバムで宇宙旅行って手もなかなかグッドだと思う。
夜眠るとき電気を消して、プレイボタンを押したらすぐに始まる宇宙。
インストの『Zincite Trance』で目の前がきらきらしてくる。何か古い記憶が呼び覚まされる……自分がどこにいるのかわからなくなる。……心が重力を失う。

宇宙船はいらない。生身でどこへでも飛べる。そんな『鉱石ラジオ』で旅がスタート。
「プラスティックのケース/アンテナは/空飛ぶ永遠の羽を捕らえた」

そのリズムのまま『Sattellite Song』、旅は続く。
「そこから見たらこの地球は/宇宙の海で眠ってる島」
「泳ぎましょう/真空の海を自由に」

そして誰かの「夢」のような場所へたどり着いた『エウロパの氷』。
「軌道離れて弧を描いていく
 燃え尽きた夢は
 飛行士のヘルメットが映している
 遠すぎた未来」

そして目覚める『きれいな感情』。今までのは夢?
「夢のつづきを生きるみたい/頼りない私でも 愛して」

どこからか聞こえてくる問いかけ『How about u』。How about you? How about me? …繰り返す。

ゆったりとした午前の空気、ベランダ、毛布、ココア……。ラジオが何かを伝える。ラジオがすべてとつなぐ。『Trance Transistor Table Radio』
「聞こえる
 時を越えて
 大気が覚えてる
 すべての素晴らしい出来ごと」

「Are you ready?」つながる何かを感じた瞬間、『案内マウス』が引っ張ってくる。

『Welcome to Riskcaution Corporation』!
おしゃれであやしいアナウンスがご案内。
「We'll take you to the unknown world(未知の世界へお連れします)
Complete freedom is wating for you there(完全な自由があなたを待っています)」
「Good luck/Bon voyage/Have a nice trip」!

楽しさと混乱の宇宙旅行でたどり着くThe unknown world & Complete freedom。『チェコの夢~Fall』。
それは宇宙の果て?夢の果て?
その答えは昭乃おとくいの、「昭乃語」スキャットで語られる。



まるでブラッドベリのSF小説みたいな宇宙旅行。夏の夜はこれで旅に出よう。
やっぱりみんな、これを聞かなきゃだめだよと思うアルバムのひとつです。
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