日曜日に、2つの美術館に行ってきました。


1つ目。品川の原美術館、ヘンリー・ダーガー展
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html

ヘンリー・ダーガーについては↓
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D8%A5%F3%A5%EA%A1%BC%A1%A6%A5%C0%A1%BC%A5%AC%A1%BC
めずらしくはてなが分かりやすかった……
もっと詳しくは↓(評論つき)
http://www.aguni.com/hon/back/tennsi/15.html

アウトサイダー・アートという言葉を初めて知りました。
ショックでした。1人の頭の中、1つの小さなアパートの部屋の中に、これだけのものが誰にも知られずに、孤独な妄想のまま約60年。
こんなことがあるのか。

現実をここまで手放して生きることは、しかし彼にとっては幸せだったのか?
でも彼は現実の中で細々と働きながら80年、自ら死ぬことはなく生き続けた……それは、一体どういうことなのか。
人間はこういう生き方もできてしまって、こんなすごい芸術はこんな生き方でなければ生まれなかったであろうし、でもそれは。
現実は、彼にとってなんだったんだろう。

うーん。


で、2つ目。森アーツセンターギャラリー、ねむの木のこどもたちとまり子美術展
http://www.nemunoki.or.jp/
ねむの木学園です。

実はこれもアウトサイダー・アートといえるんだよね。ナイーブ・アートともいうそうなんですが。
子供って本当に誰でも天才なんじゃないか……どうしよう、眠っている子がこんなにいていいんだろうか。
と。

自由に絵を描く時間、どこの学校でも週1とかでいいからやればいいのになあ。
ねむの木だってクラブ活動でやっているだけなのだし。
でも、本当に彼らの才能をここまで高めてしまえるのは、愛してくれる人がいて、その人に絵をプレゼントする、その人は上手いとも下手ともいわずに、「ありがとう」って喜んでくれる。
そんな流れがあるせいかなあ。


日曜日に良いカルチャーショックでした。
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『ニュートラル・ゾーン』

そこで 灰白色の夕にコンクリートを嗅ぎ
家と家の間にはさまれて車輪の音を聞く
灰白色の空気で 指をぬらす 指は糸をあやつるように

体を思う
体から外を思う
わからないすべてのものを絞り出して描く世界 
指のあやつるように
みちがぐるりとひねってとりまく
ネコが私の前を横切る
人間じゃない生き物がわが町に存在しわたしの頭上を過ぎてゆく


ああ 不思議だと
わたしは本当に世界を感じているのか?



4時まで起きて 新聞配達のバイクの音を聴いた
静止画像のようなくもり空を見た
ホームに響いている 子供のいる国の音で奏でている
それは世界を端から少しずつ崩す


ああ 不思議だと

かのひとは今何して生きている? かのけものは 今
世界の回転の内側では みな 何して生きているのか
わたしは何して生きているのか……



わたしが立っているのはただの新宿駅だ
発光体の隙を縫い黒が吹き出す 焼けたゴムを嗅ぎ
山手線と中央線の間にはさまれて 車輪の音に耳を塞ぐ
わが町からここへいつのまに来てしまったのか 
吹き出す黒に指をぬらすと
世界はなんとなく縮む







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文芸部で書いた詩、合評会終わったので載せました。
推敲しなおして、合評会に出したものとはけっこう違うかたちになってます。
前のほうがよかったとか悪かったとかあるかもしれませんが・・・

思うところがあればぜひ。ご意見求む。
ぼっけえ、きょうてえ ぼっけえ、きょうてえ
岩井 志麻子 (2002/07)
角川書店

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美人で人柄の良い大好きな先輩がお仕事で岡山に行ってしまいます。さみしいわ・・・。
そんな時期にちょうど読んでました。岡山の怖い話4連発、岩井志麻子の『ぼっけえ、きょうてえ』。

読んでて「怖い、怖い、眠れない」っていうほど怖いわけではないのですが、
なんというか、人間の奥底にこういうゾッとするものが潜んでいるのかな…みたいな怖さがあります。

あとから思い出しても顔をしかめたくなる・・・ゾッとする。

しかしホラーといえどこれは文学ですね!文章の質が高い!
それでもってとにかく面白いんですよ。「うわあやだあ…」と思いながらも先を読みたくなっちゃうほどに。


そんなに怖くないから、独りで真夜中じっくり味わうことをおすすめしますよ。・・・けっけっけ・・・w

しかし・・・岡山っていいところなのかなあ。個人的には行ってみたいけれど…。
転勤する先輩にはあまり読んでほしくないかも;;







すいません勢いで書いた恥ずかしい話を消しました
ぐああああ;
BSで小澤征爾やるっていうから『ポーの一族』を読みながら聴いてました。
そしたらなんとー!ベートベンの「皇帝」、ピアノは内田光子ですってよ!最高の夜ですよ。


ほんと、「のだめ」のドラマでクラシックを知った人達に聴かせてやりたい演奏でした。
「のだめ」の漫画の方は確実にこういう、「楽しい音楽の時間!」を表現しているのに、ドラマの演奏があれではなあ。
あのたまらない喜びを表現してなければ「のだめ」じゃないよ~

花が咲く。風が吹く。音を人が操り、音が人を操り。せめぎあう。遊び。静けさ。夜と朝。季節。
そんな喜びがここにある!と叫ばせるものが本当のオーケストラというものでありますよ。

で、そんな演奏をBGMに萩尾望都ですから。
おお、なんという深い喜びの夜・・・!
たまらんです。これは。

ここのところすっかり萩尾望都の虜です。
古本屋店員になってからはさらにコミック本集めの熱に拍車がかかってしまっておる。いかんいかん。お金が本当にないぞ・・・
最近CDも買いすぎだしなー
林檎ちゃんのアルバムを中古で見つけて2枚買ってしまった・・・だってやっぱりいいんだもん。椎名林檎。


でもそろそろ節約しないとなー本当にーっといいつつ危機感があまりなくて危ないこの頃です・・・