上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
絵のない絵本 (集英社文庫)絵のない絵本 (集英社文庫)
(1991/11)
ハンス・クリスチャン アンデルセン

商品詳細を見る


実は私が読んだのは新潮文庫の方なんですが、集英社文庫だと装丁がとてもきれいなのでそっち載せちゃいましたよ。
訳者が違うようなので一応新潮ものっけときます(笑)
絵のない絵本 (新潮文庫)絵のない絵本 (新潮文庫)
(1952/08)
アンデルセン矢崎 源九郎

商品詳細を見る


さてさて、人は物語をどこまで真実として読むんでしょうね?
そんなことを考えました。
というのも、読んでいて、自分で思っている以上に書かれていることを真実として受け取っている自分に気付いたんです。

そういえば、同じアンデルセンでいうなら、「親指姫」だって「雪の女王」だって「マッチ売りの少女」だって、幼い頃初めて読んだときから、私は心のどこかで真実として受け取っていた。
それが真実として存在するまま大人になったんです。

きっと真実じゃない物語だなんて、とても読めたものじゃないのでしょうね。

ふと気がつけば、私は私自身の生み出した物語もどこか真実として感じているんです。
「真実」であり「事実」ではないそれは、虚構として生み出されたその時点ですでに真実、存在するものであるわけで……
何を言っているのかよくわからなくなってきましたね(笑);

物語への責任は重大です。
スポンサーサイト
気がついた頃には気分は完全に夏でした。

WARPWARP
(2001/02/07)
JUDY AND MARY

商品詳細を見る


というわけで夏が来れば聴きたくなるアルバムその1。

『Rainbow Devils Land』でロックに幕が開け、
『Brand New Wave Upper Ground』、『ラッキープール』ど真ん中の夏曲で気持ちよくなって、
間には『PEACE』、『あたしをみつけて』夏の宵の、幻想と夕闇のセンチメンタル、
『LOLLIPOP』、『Sugar cane train』の糖度高めかつ胸に痛いJ・A・M18番「甘苦」ナンバー、
ここまでだけでも完璧だけど、さらに
『カメレオンルミィ』、『motto』で思いっきり弾けるのも忘れずに、
最後は『ガールフレンド』から『ひとつだけ』で、熱くて切ない夏の風が吹きぬけて、お別れ。

解散と同時に発売されたこのアルバムには、「さよなら」の空気が爽やかに吹いている。鮮やかにきらめいている。
夏発売でもなく、そんなコンセプトでもなかったはずのこのアルバムだけど、JUDY AND MARYの「さよなら」は、きっと「夏」に似ていたんだろう。
love the world(初回限定盤)(DVD付)love the world(初回限定盤)(DVD付)
(2008/07/09)
Perfume

商品詳細を見る

love the world(通常盤)love the world(通常盤)
(2008/07/09)
Perfume

商品詳細を見る


出ましたねえ。愛 the 世界(byのっち)(笑)

正直に言います。私はこんなに買う価値のあるシングルは他に知りません。

どうせアルバムに入る曲なのにシングルなんて……、というパターンはみなさんけっこうあると思うんだけど、いつもの私もそれなんですよ。

ファンにとっての魅力は、もちろん初回版DVDのPVも、レアプレゼント企画もある。でもそれは他のアーティストでもやっていること。
音楽好きというかむしろ「音マニア」の人たちにオススメしたいポイントがあります。
それは、カップリング曲『edge』の“extended mix”がアルバムに入る確率は限りなく0に近い!ということ!
8分以上にわたるリミックスver.は、一部の隙もない名曲『edge』の衝撃をさらにサウンドに特化している。もうこれ、一人で部屋で流すだけで踊れます(笑)




・・・と、フォントいじりまくりのウザイ感じでここまでアピって来ましたが、こっからは落ち着いてA面B面の曲レビューを書いていこうと思います。


チュチュチュって!チュチュチュってさ!!


・・・・・・言った側からしょうもない。(笑)
『love the world』の歌詞が完璧すぎて落ち着いてられませんでした。

印象的なイントロの「ピロリロ」音が曲全体を彩る。そして疾走感と切なさを表しながらもキュートでポップな美メロ。
それらの素晴らしさは全て、この歌詞の世界を表現するためのものだといえるのでは。

この歌詞、アルバム『GAME』からの流れに続く、「Perfumeモノ」にちがいない。と、ファンはみんな思っているんじゃないでしょうか。
中田ヤスタカ氏が、音楽のストーリー性にこだわりを持つクリエイターであることは以前『GAME』のときに言及済みですが、ストーリー性ということなら、Perfume自身という、これほどドラマチックな存在を使わない手はないのです。

『GAME』は、憧れの偶像=アイドルとしての3人組の姿の隙間に素顔の少女が垣間見えるようなテーマと、軽快なコメディアニメが2期から急にシリアス展開になるような(笑)挑戦的演出でPerfumeという夢を見事に描いた作品となっていた(、と私は解釈しているんです)。

今回『love the world』では、一気にスターへの階段を上ってしまった少女たちの姿に焦点が当てられた印象。
成功と不安、それでも、ただまっすぐに一番星を探していく瞳のきらめき。そして、

Have a nice day !

この言葉は、彼女たちの歴史によってぐっと深みを増します。
アーティスト本人と歌詞を関係付けることを、他者の視点から見てこんなに自然に嫌味なく、それでいて感動的なレベルまでに高めてしまうなんて、やっぱり天才の仕業としか言いようがない。

『love the world』は、生まれるべくして生まれた、まごうことなき名曲です。



そして、もうひとつの名曲『edge』。
これも、歌詞が凄すぎる。
本当の意味で、最高にキャッチーだと思います。

耳についてはなれない、「だんだん 好きになる 気になる 好きになる」はほとんど呪いの勢い(笑)、さらに、

誰だっていつかは死んでしまうでしょ

・・・・・・誰が歌ったとしても、これは良い曲には違いないでしょう。でも、この歌詞を、甘い少女の声を持つ、この3人が歌う。大人でも子供でもない、19歳の3人が歌う。
この迫力が、『edge』を怖ろしいほどの名曲へと押し上げているのは間違いないと思う。




新しいPerfumeという夢が描かれ始めた。
この先それは、どんな形になっていくのか、それは誰も知らない。
少女たちがどんな風に成長していくのかなんて、誰にもわかるはずがないのだから。

これは、生きている夢だ。




そんなことを感じさせてくれるこれは、シングルでありながら一つの作品として完成された名盤ともいえるのではないか……
なんつって考えてしまっています。

今回も暑苦しいファンでございました。
西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)
(2001/07)
梨木 香歩

商品詳細を見る


癒されたい人はぜひ読んだ方がいいです。
迷っている人は、これを読んで魔女修行をしたらいいんじゃないかと思います。

ということで昨日、映画版を見て参りました。
映画の前に予習として読んだので、映画レビューと合わせて書こうと思います。


原作小説では一番泣けたところは冒頭で、おばあちゃんが主人公・まいの存在を全肯定するところでした……。

他の人は、もうちょっとクライマックスあたりで泣くものなのかなあ……と思っていたら、やっぱり映画はクライマックスで号泣できるように作ってありました。映画は泣かせどころもわかりやすいから……。
原作はそんなに泣けまくる感じではなかったのですが、映画ってやっぱ気持ちを盛り上げますね、すごいですね。

ということで、映画の方がオススメです


いやいやいや……小説も十分面白いです!ホントホント!


しかし、こんなふうに肯定してくれる、愛してくれる存在がある人はいい。まいほど恵まれた、幸せな子供もいないと思う。
こんなおばあちゃんが全ての人にいたら、道を踏み外す人なんて一人もいなくなるだろう。
でも、こんな人はあまり多くはいてくれないから、この本が、その代わりになってくれたらいいな、と願っておきます。

でも、まいが恵まれすぎていることで「自分にはこんな風に愛してくれる人なんていない」と卑屈になってしまう読者もいるんじゃないか。その点が、この作品で懸念される部分といえるのでは。
結局幸運な強者じゃないと救われないんじゃないか、ということになってしまってないか?

まあ、しかし本当は、人は「おばあちゃん」を自分で探し求めて出会うものなのだと思うけれど。
まいはきっとこれからの人生、それを探し求め続けるのだ。
そういうものなのだと思うんだ、きっと、人生って。


映画版は、所々省略や脚色があったものの、細かい部分も原作に忠実なところが多くてとても丁寧な作りという印象でした。
役者や、映像の美しさ、ストーリーの美しさとともに、音響がとてもよかった。
BGMもやわらかい雰囲気で良いけれど、ワイルドストロベリーを摘む音、包丁で野菜を切る音、トーストをかじる音、シーツをたらいで踏んで洗う音……生活音が、いちいちとても美しい。
こういう細やかさが、丁寧に映画を撮るということなんだ、と知りました。

私の大好きな新居昭乃さんが作った、手嶌葵さんの歌う主題歌『虹』が流れるエンドロールで、席を立つ人は誰もいませんでした。
泣いてしまってエンドロールが終わっても、しばらく立てない人も。私も、余韻が大きすぎてちょっと立ち上がる気持ちになれませんでした。ずっと長く好きな映画になりそう。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。