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こちら、私が大学の文芸部で、卒業間際の今年2月に企画・編集させてもらった「詩の本」
『トゥットゥルトゥルトゥル~言葉の壁』 です。

私が企画者としてテーマを設定し、部内に原稿募集をかけて、集まった作品を1冊の本にまとめた、といったものです。もちろん私も作品を書いてます。
本来ほとんど部内にしか配る機会のないものなのですが、原稿を提出してくれたみなさんが、企画者の意図を超えて実に独創的にぶっとんでくれ、非常に面白い本になったので、外部にも興味を持ってくれる方がもしいるのなら、ぜひお配りしたいと思いました。


大まかな内容:

この本は、言葉をもっと、深く、オモシロクしてみよう!という企画者のあつくるしい思いから生まれました。
自分が小説や詩を書くとき、どうやって言葉を選び出し、積み重ねて文にしているのか考えていただこうと、すべての作品のおわりに「作法」をつけてもらいました。
発想の源になったアイテム・シチュエーションなど「材料」と、その構成の仕方・展開のさせ方を示す
……つまりは、作品の【レシピ】です。


・わたしのすべて 木村コオル 
 〔一見ウェブブラウザ?隠された詩・メッセージとは……〕
・ハンマースホイの部屋 空木まゆみ・佐藤ベイブ
 〔4枚の絵と4つの詩。2人の作者の意図がどう絡み合うか〕
・わたしの字 わたしの言葉 夕森りら
 〔手書きの文字の持つ特殊性、危険と強さ〕

・座談会録 2008年流行語大賞・候補語を批評してみよう
 〔言葉を捉えなおす、まじめでゆるいガールズトーク?〕

・月満ちて 四隣静まり 夜半の花 志田崎さんず
 〔物語の背景には、いつも音がある。混乱が快感となる視覚効果〕
・廃墟の詩 遠野大輔
 〔森を彷徨いながら、詩を読むような感覚〕
・7stories 佐藤ベイブ
 〔どれだけほら話ができるか挑戦しました〕



私は、佐藤ベイブというPNで合作含め2作書いております。
といっても、いつもの詩とはだいぶ感じが違うというか、思考実験にちかいようなものなので、変な作品であることをご容赦ください(笑)

他のみんなの作品も、「これは詩?」と思うようなものが多いと思います。むしろそういうものを募集したような部分もあったので……読者に「詩ってなんなのか」と悩ませるものになっていたら幸いです。

希望の方はメールにてご連絡ください。
uchu_ken6@yahoo.co.jp

基本的には無料ですが、郵送するにあたり、送料だけご負担お願いしようかと思ってます。
送料や振込先はメールくださった方にまた詳しく連絡するつもりですが、おそらく定形外郵便で100~200円前後でお送りすることになると思います。

ちなみに残り冊数は20冊程度です。
まあ、全部はけることはないと思います(笑)。ず~っと後になって連絡くれても、もしかしたらまだ残りがあるかもしれないと思ってます。
……なんていって、なくなっちゃったらゴメンナサイ(笑)
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2009年5月9日。
忌野清志郎アオヤマ・ロックンロールショーに行ってきました。

…………半日がかりで。

いやあ、4万2千人来たそうで。
6時間並びました。あんなすごい行列初めて見ましたよ。

駅を出てすぐに誘導係の方が「ファン順路」という看板を持って立ってまして。誘導された先は、公園の広場のような場所。
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ここで、2時間ほど動かず待機。

で、動き出したと思ったら行列がどこまでも……
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どこまでも……
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どこまでも……
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どこまでも……
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どこまでも……
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……どこまで続くねん!!!



ちなみに向こう側の歩道の行列をずっと撮っているのは、行列用の順路が、周辺の道をずーっと行った先で折り返してくる×2回ほど、となっていたせいです。

で、どこまで続くかと思ったらここまで続いていた、青山葬儀場もとい、「アオヤマロックンロールショー」会場。
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清志郎のオリジナルキャラクターがでっかいバルーンになって光輝いていました。
並んでいる敷地内には清志郎の名曲たちが大音量で鳴り響きます。
笑ったのは、お花やプレゼントを持参した人用のプレゼント受付で流れていた音楽。RCの『ファンからの贈り物』という曲なんですが、その歌詞がこれです。


贈り物をくれないか あとで楽屋にもってきて
もっとたくさん もっとすてきなものを
彼女にプレゼントするんだから

ファンからの贈り物 どうもありがとう ×3
――あの娘もきっとよろこぶよ

贈り物をもらったら ぼくがあの娘に贈るのさ
つまらないものは ゴミ箱に捨てるぜ



初めて聴いたときも大いに笑った曲だけど、まさかこの場所でかけるとは!
それまで涙ぐんでいたファンたちも、プレゼント受付のテントの前を通るときだけニヤニヤしていました。
なんともいえぬヤラレタ感。粋だ。


式場内も撮影OKだったのですが、あまり高性能の携帯じゃないので雰囲気だけ……
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紅白の垂れ幕が祭壇をかざっていて、中もぐるぐると順路に沿っていかないと前までたどりつけないほど、人だらけでした。

献花台にお花をそなえて、式場から出てきたところに、いろいろ写真などかざってありました。
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なぜかこの前に来たときになって、声をあげて泣いてしまいました。

その先のテントのところで、しゃがみこんで一人でわんわん泣きました。
今となっては、なぜあんなに泣けたのかわからない気がするし、それが当然のことのようにも思える。わたしにとってそんなに彼が大きな人だったと、自分でも自覚していなかったのです。


初めてショックを受けたのは、『FULL OF TEARS/涙あふれて』だった。

涙あふれて 歌ったら
きっとみんなは 喜ぶだろう
だけどあの娘は 僕が泣くのを
とても嫌がるのさ

この歌詞に、負けた、と思った。
いや、負けたというよりは、この言葉にはかなわないと思ったのか。
こんなすごい言葉を私は書けない。びっくりした。


『雪どけ』にも強く感化された。

君の優しさは
言葉では 言葉では 軽い
ぼくの したこと
ユーモアに ユーモアに してしまう


こんな言葉を生み出す人に会いたくなって、初めてライブに行ったのが2006年の夏、日比谷野音。
最高に楽しかった。そして、大きな愛に包まれているのを感じた。
一番後ろの立見席にいたのに、そこまでしっかり、会場全体を、彼の愛が包んでいた。
こんな人がいるんだ。

2007年の夏は、友達を誘った。でも、ライブは中止になった。清志郎が喉頭がんに侵されたため。

そして、2008年、復活の武道館。
「愛し合ってるかい?」
この言葉に、はっきりと応えられなかった。
もっとちゃんと、向き合わなければ。愛し合わなければ。また胸に大きなものを残した。


最近になって、人と傷つけあってしまったり、苦しいことがあって、また彼の曲を聴きなおしていた。
アルバム『シングルマン』。
『やさしさ』『ぼくはぼくの為に』『ヒッピーに捧ぐ』『うわの空』『甲州街道はもう秋なのさ』
やさしさを、ひとのためと自分のためを、たくさん間違った私に、突き刺さるようだった。

ちょうどそういうときに、彼の訃報が届いて、一番必要としているときに私は置いていかれた、と思った。



でも、違った。
この日、よくわかった。

彼は死んでいない。
私は今までいつかきっと会えると勝手に思い込んでいたとおり、これからも思っていていい。
いつか、私はきっと彼に会える。

みんなの心の中に生きているなんていう、小さい話じゃない。

彼は、音楽そのものになった。
詩になった。
言葉になった。
LOVE & PEACEになった。
世界になった。

生きている。

彼の同年代の友人たちがまだまだ若さと老いをもてあます迷いの中の人生を歩んでいる。
そんな中で、彼だけはもう、そんなものに、なれてしまう。
これはすごいことだ。
彼じゃなきゃ、そんなふうにはなれなかったんだから。


いつか、私はきっと彼に会える。
そこまで辿りつける日が、いつか必ず来る。

見えない未来に夢をいだき、今を生きる。そんな生き方をしよう。そう思っている。

ずっと夢を見て いまもみてる。
ずっと夢見させてくれてありがとう。

2009年は私の人生の、大切な年のひとつになる。
さようなら さようなら さようなら

意地をはって諦めきれないほどに
痛くひきはがされることになる
別れの言葉はいつも言えない
言えない

つやめくコンクリートに幻の月が映る
影 影 影を追って
それでもさようなら
別ればかりだ
諦めきれない私をおいて
月が去る

押しつぶされるように すがりついても
大きすぎる月にはつかまるとこがない
大きすぎた 日々が去る
夢が 過去が
言葉が  去る
こんなときみんな 歌をうたう
移り行く雲に 不安になる
素晴らしい人と出会う
街に溢れる人生が 重すぎて
別れはどんなときにもすぐには受け入れられない


みんなが彼の歌をうたう
うたう うたう
さざ波のように遠くから聴こえる
響いている


この世界は本当に彼のものになった
本当だよ
ヒーローは死なない、というお約束がある。

ヒーローはみんなのピンチに必ず助けに来てくれる。
どんなに追い詰められても最後にはドンデン返しで生き残る、死なない。


そう、例えるならヒーローだ。
それも、たくさんの人にとって、「自分にとって特別な、大好きなヒーローなんだ」と思われるような素敵なヒーローだ。

子供たちはみんな、ヒーローの言葉にしびれた。
自分ではうまく伝えられない気持ちを言ってくれる。過激に見えるけど、ほんとは底抜けにやさしい、ユーモアのある言葉で言ってくれる。
気付かなかったことを、さりげなくさりげなく、教えてくれる。

ふだんはちょっとシャイでおとなしいはにかみ顔だけど、戦うときには目がらんらんと、体も光り輝いて、遠くにいてもそのやさしさで包んでくれるほどに最強だった。



そんなヒーローが死んだ。


そんな馬鹿な。
彼が死ぬわけないじゃないか。
彼がこの世界にもういないなんて、嘘に決まってるじゃないか。



ヒーローと一緒に私も死んだ気がする。
生き返るまで、時間がかかる。
受け止められたら、生き返れるのだろうか?



いつかあなたに会えると、なぜかほんとに信じていた。
夢の中の夢のような話なのに、ほんとに信じてた。


ずっと夢を見て安心してた……


忌野清志郎が死んだなんて、嘘だろ
そうなんだ、と今日。

急に気付く。

死にたいのではないの。

一度死んで、新しく生まれたい。


生まれたい!
生まれたい!

誰か私を殺して、そして新しい命を!


わかってる。生まれ変われないから、戦いの日々なんだ。