アイドル探訪第5回。

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今たぶん、10年くらい前より、歌手を目指してレッスンを受けてる女の子っていっぱいいて、実力も比例して上がってるんでしょうね。
ZONEの頃は弾き振りで限界、あれだけ歌唱力高くて可愛い子が揃ってるだけでもすごいって感じだったのが…

今は全員が、ある程度安定して歌えて楽器もできるっていうガールズグループを作るのも、企画する人間さえいればそんなに難しくないんだろう。

だからといってZONEよりSCANDALが上とかいうつもりはさらさらなくて、むしろ質がだいぶ違うグループという実感なんだけど。
しかしまあ、楽器弾いてるってことが、その質の違いの大きな理由ではあると思うんだけどね。
あと、音楽がタテノリまくりなロックってところもたぶん大きいか。

何が言いたいかというと、SCANDALというグループの魅力って、「生々しさ」だなあ、と。
高校の制服というのが、あからさまに象徴的だなあ、と思います。
青春のかほりムンムン?笑

ようつべ(ライブ映像)

たぶんこの子たち、すごく素直で、夢の実現のために頑張ったりできるタイプの子たちなんだろう。
そういう子たちが、自分自身を思いきり叫べる、こういう音楽を与えられて、躊躇なく飛び込んでロックする。
それは、ステージの下で見ている人たちからすると……なんかひるむ。
…会場には男性たちに混ざって幼い女子高生たちの姿がちらほら。そういう憧れになりうるんだろうな。ますます生々しい。


ところでテレビなんかで見ているときはフロントマンのHARUNAちゃんが他の子たちをグイグイ引っ張ってるリーダーってイメージだったんだけど、
実際見るとベースのTOMOMIちゃんが妙に存在感ある。
HARUNAちゃんはルックス含め総合点が高いタイプみたいだけど、センスはTOMOMIちゃんの方が面白いもの持ってるのかも。
まあ単にアニメ声が個性的なのもあるけど。
見たら、歌詞もTOMOMIちゃんが書いてるものが一番多い。
グループ的には逆に、こういう個性の強い子をフロントに持ってこなかったのは正解かも。バランス大事。

あと2人の個性は、まだあんまりわからないかなあ。

ミニスカートがに股でギターをぎゅんぎゅんやるMAMIちゃんも魅力的だけど、歌詞カードのSpecialThanks見たら「僕っ子」でひるんだ。
そんなところも生々しくリアルだわー(笑)

ドラムのRINAちゃんは一番スタンダードな美人ってことしかまだわかっとりません。
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―今や僕たちは、彼女たちがいつかアイドルじゃなくなることまで知っている―



Perfumeファンの間ではだいぶ有名になったこの名文、なんと2007年10月発行のQJのリードだったんですね。
このQJのPerfume特集じたい、企画の段階ではPerfumeはブレイク前夜で、発行とブレイクの時期がちょうど重なるという予言的な号となったのですが、今やこの一文がなんと予言的な言葉なんだろうと驚愕します。


横浜アリーナ14日に参戦してきたわけですが…

(ネタバレには向かない場所なので控えますが、感想や感動のレベルでも全く何の情報も入れたくない方は、ご注意を。)











あのライブの後から、もう彼女たちが、今のこの奇跡のようなグループという形でなくなる日が、明日であってもかまわない。
そんな風に思うようになった。

もちろんPerfumeが目の前から居なくなる日は、まだまだ全然受け入れられない。


…ただ、今の、奇跡の結晶のような彼女たちは、いつまでも続かないんだ、ということを、やっと心から理解してしまった。
あまりにも、あの日のステージは、幻のように美しかったから。


いつか彼女たちがタレントや女優や音楽・ファッションと、様々なシーンで活躍していくのを楽しみにも思っている。
ただ、その時はもう、今の、夢のきらめきを具現化したようなPerfumeはいないのだろう。

ステージの彼女たちは、本当に率直に普通の女の子である自分たちをさらけ出してくれていながら、しかしそれは私たちの日常に即したリアルとは別次元の、夢のように美しいリアルなのだ。
今のPerfumeの美しさは、人間としての美しさじゃない。
「少女」という言葉のような、不安定な存在の美しさだ。

Perfumeの一人ひとりが素晴らしく魅力的な子たちで、本当の人間としての美しさをこれから身に着けていくだろうことは、私はだいぶ確信している。

だから、もう、いつその時が来ても大丈夫。

本当は、できるだけ長く、時間を引き延ばしていたい。でも。
少女のときを過ぎる彼女たちを、わたしは受け止められるだろう。
そんな先の想像をした……っていうだけの話なのかもしれない…。




こんなことを考えてしまったのは、あのライブがもう凄すぎて!(語彙!)

なぜかライブの帰り道、なんだかものすごい虚無感に襲われてしまったんです。
楽しかったことの反動で空しくなることってあるけれど、あれの大きいやつみたいな。
しかもそれは、その日限りでなく、2、3日続いてしまったのですよ。

こんな切なさを味わうくらいなら、もう恋なんてしない…

なんて言わないよ絶対。っていうくらい。(あ、ふざけたらなんだかわからなくなってしまった)
本当にもうこれは、恋ですね!(笑)

QJのさやわかさんは、こんな現象まで予見していたわけでは決してないのだろうね…
あの文章は、多元的で、だからこそ名文なんだと思う。
最後に、続きを引用。




―モタモタしてると彼女たちを見過ごして、ただ時代が過ぎていってしまうばかりだ。だから急ごう。彼女たちに、ひたすら夢中になろう――。