アイドルレビューとしてじゃなく、曲について思ったことがいろいろあったのでいったん書いとこうかと。


まず、「ナチュラルに恋して」が最初にCM、着うた、PV配信と、メディアに流れ始めたわけですが。

何に一番ぐっと来たかって、タイトルですよね!(笑)

Natural Beauty BasicのCMで「ナチュラルに恋して」よ!?
これ、Perfumeの3人は「中田さんはこういうことしないと思ってたけど~」と話してますが、私は中田さんはこういうことするやつだと思ってた!(笑)
だって、ポリリズムだって「もっとがっつり『エコロジー』みたいな歌詞にしたかった」って言ってた人ですからね。

前どこかで読んだか聞いたかした覚えがあるんだけど、中田ヤスタカが音楽の仕事始めたのって、何かファッション関連の仕事をしてて、音楽が必要になってつけたみたいな内容のインタビューがあったと思うんだけど…(うろ覚え)

中田ヤスタカって人の、「音へのこだわりが強い」「天才肌」「芸術家」みたいなイメージが先行しちゃってる気がしてまして。
でも私が思うに、彼、「音」そのものよりも実は全体の「デザイン」とか「ストーリー」(文脈?)の方にこだわりというか、興味が強いんじゃないか、と。
どんな文脈で使われるかによって、音なんて平気で変えちゃうところがあると思うんですよね。それがアルバム⊿(トライアングル)の中の「edge」であり「願い」であったと。edgeなんか完全にライブパフォーマンスにインスパイアされて作り直したとしか思えなかった!

中田ヤスタカにとって、「音」は実は主役じゃないんじゃないかと。だからこそ、Perfumeの音楽プロデューサーとして彼は優れていて、「その時」の彼女たちに最も合うものをデザインできる。「音楽」至上主義の「芸術家」ではこんなことはできないよ。

まあでも、それは大衆性とかポップさにも結びついているもので、ある意味「ダサイ」ものと紙一重のところにある。
けっこう私、Perfumeって昔から「ダサイんだかかっこいいんだかわかんない」もののような気がするんですよ。
世の中の人が「おしゃれでかっこいい」と思うものを目指してるという気がしないんだよね。むしろアニメ的・ゲーム的であったり。そのへんのセンスがヤスタカと他のデザイン面のスタッフと、すごく同調できてるのがほんとに奇跡だと思うけれど。

ほんで、この♪ナチュラルに恋して~っていうまんまなサビが流れるナチュビのCM。
単なる先鋭的なかっこよさじゃない。音、デザイン、キャラクター、そして時流の紙一重のシンクロにしびれて、「なんだこれかっこいい!」って思うんだ。



で、やってくれたなあ、と思ってた矢先の両A面のお知らせ。

タイトルは「不自然なガール」。

…もー、策士すぎて開いた口がふさがらないっすよ。
ナチュラルの時点でそうとう「狙ってるなあ、ウププ」と思ってたのに、ここまで狙いを定めてこられると、ウププどころか爆笑もさらに通り越してポカーン(笑)
しかもさらにポカーンってなるほどキラーチューン(笑)

しかし、ここまでいい曲になったのは、きっと「ナチュラル⇔不自然」のイメージがヤスタカの中で絶妙にキマってたからじゃないかと思う。
彼自身が言っていた(らしいw)ように曲じたい「鬼キャッチー」なんだけど、一番キャッチーなのは「ナチュラル⇔不自然」っていう言葉の対比じゃないかと。
だってすでにファンの間じゃ流行語化している感さえある。

言葉がデザインを導き、デザインが音楽を導き、そしてその音楽が新しいデザインを導くような。
これってたぶんヤスタカ的には、かなり本領発揮な状況なんじゃなかろうか。

正直、ポリリズム以降しばらくなかったんじゃないかというくらい、「鬼キャッチー」だと思います。





…ところで、インストで聞くと「ナチュラル」と「不自然」が逆転して面白いです。

「不自然」は歌抜くと意外にストレートで陽のサウンドに聞こえるし、「ナチュラル」のメロ部分のリズムは殺す気かというくらいの不自然っぷり!
巷の噂では「不自然」の主人公と「ナチュラル」の主人公は同じ男の子に恋している三角関係(⊿トライアングル!)なんじゃないかという話もあるし、そうなると、実は「不自然」の方が内面はナチュラルで「ナチュラル」の方が内面は不自然なんだよ、という深読みもできたりなんか…するかも…ちょっと苦しい?(笑)

(mixiより転載)
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