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誰も待っていなかった第二弾でーす!
予告どおりのタイトルで参ります。



第二回「これぞコミックアイドル・中野腐女子シスターズ&腐男塾」



前回Perfumeでは、アイドルの本質と可能性を、
〈自分の個性や実力を主張するよりも、喜ばれる商品を提供する「職人気質」〉
っていうところで語らせてもらいました。
その中で「3人がPerfumeワールドを象徴するアイコンとして、自らを記号化することに何のためらいもないところ」がかっこいい!とも書いたんですが、今回はこの
「象徴するアイコン」「記号化」
っていうキーワードについて、さらに掘り下げたいと思います。


中野腐女子シスターズ・腐男塾にとって「象徴するアイコン」になること、自らを「記号化」することとは、自らを「コミック化」「キャラクター化」すること。

そういう意味で非常に本質的にアイドルらしいグループであり、特異な「アイドル性」(と造語しちゃっていいかな?)を持つグループだといえる。

ここらで彼らについて基本的なところを紹介しておくと、
「中野腐女子シスターズ」(以下724←数字化した略称)は、元々はインターネットテレビのバラエティ番組から生まれた「ヲタクアイドルユニット」。芸人のはなわ扮する「ジャジィはなわ」が、ヲタク趣味を持つアイドルを集めてグループとしてプロデュースする、という企画だった。
それぞれメンバーは、イメージカラーと「ヲタ属性」が決まっている。例えばリーダーの乾曜子は紫担当で、ヲタ属性はコスプレ(彼女は完全プライベートでコスプレ衣装を制作し写真集をコミケ販売する相当のマニア)。
さらに、1人1人あだ名が決まっていることも重要な点だと思う。このあだ名がどれもとてもキャッチーでいい。(例・乾曜子→よきゅーん、喜屋武ちあき→きゃんち)



さて、この時点でもそうとう面白いんだけど、もし腐男塾がなかったら、ただの寄せ集めの女の子たちの企画物で終わっていたかもしれない気がする…

「腐男塾」は、GyaO番組中の寸劇「腐ぞろいの林檎たち外伝 中野腐男子学園腐男塾」から生まれた。「腐男塾」という高校のクラブ活動の部員という設定。
まあおわかりかと思うが、男装して男キャラを演じているわけ。っていうと腐王(ファン)のみんなから怒られるかな!?724と腐男塾はあくまで「別人」なので(笑)…ちなみにライブMCやテレビ番組のトークでも、「別人」という設定を貫いています。
この腐男塾があまりにも盛り上がりすぎて、彼らは724よりも早くCDデビューを果たしてしまう。724の楽曲の初出は腐男塾のカップリングとして収録されるという形になった。



上の動画でもわかると思うけれど、単に男装というのではなくて、すごくアニメ・漫画的なキャラ付けがされた男の子たちになりきっている。
彼らの存在で、724そのもののコミック化もぐんと押し上げられたのではないかと思う。
そして、過去のライブ映像の動画なんかを見ると歴然とわかるんだけれど、コミック的であればあるほど完成度が高く、一種のカタルシスさえ感じさせるパフォーマンスになっていく。

実際、せりふを言ったりコミカルな歌い方をするなど、「コミック的パフォーマンス」では、AKBの選抜ユニットとかでやっているのに比べても完成度が全然違う。(AKBはやっぱりあの数じゃないとエネルギー不足という感じがしてしまう…すでにAKBというコンセンサスがあるから選抜も売れるけどね;)
いちおう参考
渡り廊下走り隊
ノースリーブス
1こめの歌詞なんかはけっこういいセンスだと思うんだけどね…


724・腐男塾に「自分の実力を見せたい」とか「他の子より目立ちたい」みたいなものは全く存在しないように見える。
というか、もうすでに「ヲタ属性」だったり腐男塾での設定だったりと、決まったキャラと立ち居地を与えられちゃってるので「他より目立つも何も」という感じである。
その設定の中で生きていることが、彼女たちにとっても幸せで安心できる状態なのかもしれない。そこでリアルな「自分自身」を主張する意味はなくなってしまう。
元々アニメ・漫画好きの彼女たちにとって、自身を「キャラクター化」…つまり「記号化」することは、とても楽しくて充実していることなんだと思う。


さて、なぜ「コミック化」されると完成度が高くなるのか。
そこには「世界観」ということが重要になってくる。

もともと「アイドル」っていう時点で実力を見せつけることは求められていない。その中で観衆はアイドルに何を求めているのか。
単に顔が可愛くてセックスアピールが優れているっていうところではないと思う。
人はそこに何かしらの「完成されたパフォーマンス」が見たくなる。そのときに、単に技術的に歌が上手い人よりも、実力じたいは拙くても「腐男塾ワールド」が形成されている彼らの方がいいっていうことも十分ありうると思う。独自の世界が「できあがっている」っていうことだから。

さらに、ここまで架空設定がしっかりできたお陰で、1人1人がすごーく覚えやすいのも特徴だと思う。
やっぱりダンスが拙いうえでは、人数がいた方がパフォーマンスもキマりやすくなるんだけれど、私の中で「6人の壁」と呼んでいるものがあって…ガールズグループは5人までと6人以上で1人1人の認識のしやすさが全く変わってしまうし、並んだときの印象も一気に「たくさんいる」感じがしてしまう。
かつてPerfumeの先輩グループBUZYというのがいて、ポルノが楽曲プロデュースを務めるなど事務所の力の入れ方も強く、ダンスも上手いしリードボーカルNAOの抜群の歌唱力も印象的だったんだけど…6人組だったんですよね。1人抜群の目立つ子がいる分よけい、その他に5人もいるのか…という感じがしてしまって。結局もう解散してしまっていないんだけど。

そんな中で、腐男塾は7人ですごく良い。(動画に出ている黄色の寛ちゃんは病気で卒業しましたが、次のライブから新メンバー瀬口かなちゃん加入が決定してまた7人になります!)
フォーメーションも決まるし、ほとんどアニメキャラを見ている感覚だから難なく覚えられるんですよ。
724もそのお陰で7人でいい感じになっているけど、もし腐男塾がなかったら女の子7人グループは正直厳しかったと思う。普通なら6人以上にするなら、かってのモー娘。や今のAKBのように、「え、そんなに!?」というくらい増やすしかないんだと思う。
そこの壁を越えられたのは、コミックキャラ化という飛び道具だったんだろうな、と。


さて、このほど、724もとうとうCDメジャーデビューを果たした。
しかし、当然724は腐男塾ほどにはコミック化されてはいないわけで、やっぱりパフォーマンスでも腐男塾よりは弱い印象がある。

でもここはどっちかに偏ってしまうより、互いに競争しあう関係が保たれるのが一番美しいと思う。
724が腐男塾に追いつく方法を考えることが、このユニットがさらに活躍していくための鍵だと思う。
それはつまり、724がどうやって724ワールドを形成し、コミック化を進めるかっていう挑戦だと思う。

私の個人的な見解では、SeraniPojiの「オチャメカン」の頃みたいな歌詞の曲歌えばいいんじゃないかな!?(雑な意見だな!)
でもシューパーガールとか、最後の方にEVEみたいなのも入れて724のアルバム作ったら最高だと思う!




さて次回は、キャンディーズとCHIX CHICKSを取り上げて、今回もちょっと触れたけど、「完成度の高いアイドルのパフォーマンスとは?」っていうところに言及してみたいと思います。
さらにその次は、原田知世とWaTで「性未分化の魅力」(フロル・ベルチェリ!)に触れてみようかと。


(mixiより転載)
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