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話題の「ザ・コーヴ」を見てきました。

まず最大のつっこみどころは、「イルカ漁は環境問題なのかどうか」について結局わからないこと。
何度も出てくる年間2万3千匹獲られてるっていうのは、多いのか少ないのか、生態系や海の生物の環境に影響を与えるのか。

さらにイルカ肉は水銀含有量が多くて危険だっていう話。
これは日本版では最後に、映画の中で示された数値がどのイルカにも出るとは限らない、とも出てたけど。
たとえ本当に水銀を多く含んでいたとして、それは、水質汚染の問題なんじゃないだろうか?
本当に危険ならば対策として、イルカ肉の流通を一時中断という措置も考えられなくはないが、そのことがイルカ漁そのものを責める理由にはならない。日本政府がその「事実」を「隠蔽」しているとかいってるけど、隠蔽の証拠…といわないまでも、隠蔽を想像できる要因すらほぼ出てこない。
ていうかイルカが水銀に侵されてるのはどうでもいいんかいなこの人。

あと、「日本人のほとんどが知らないから食文化として認められない」っつうのは論外。
太地町の歴史に存在するなら太地町の文化でしょうが。まんまマイノリティー差別だろそんなん。


興味深かったのは、
撮影メンバーらが隠し撮りの仕掛け作りや設置をかなり楽しんでワクワクしながらやってる感じなのだが、このノリがどうも日本のバラエティ番組の、犯罪すれすれの悪ノリに似ている感じがした。
夜中に忍び込んで隠しカメラ設置するんだけど、見つかりかけて、翌日警察が訪ねてきても、完全にしらを切る。でも仕掛けたのがカメラだからまだいいものを、爆弾とかだったら。そういう過激派もいないとは言えないだろう。太地町の警察側に立って考えてみると、こんな度を越えた悪ふざけはたまったもんじゃない。


でももっと興味深いのは「フリー・スペース」と呼ばれている男性だ。
撮影メンバーに逆にハンディカムを向けて「撮り返し」、時々は1人で吠え掛かる日本人。どうやら漁師ってわけでもなさそうだし、彼は何者なんだろう。映画の中では軽く揶揄するだけだったけど、彼がどういう思想のどういう人間で(危ない人な可能性もある)、なぜ「撮り返す」というアクションに出たのか知りたい。
あと、あのハンディ・カムの映像には何が映っているのか、それらをどうするつもりなのかもとても気になる。


一番不快だったのは、メンバーの1人でダイバーの女性が、入り江から逃げてきちゃって死にかけてるイルカを見て、漁師の目の前で「こんな悲劇はない」みたいな顔で泣くところ。
こういう人は牛や豚のと場でも泣くのかしらね?
だったら魚をさばくとこを見ても泣くべきよね。そしてにんじんやたまねぎを切り刻みながら泣くべきよね。あ、たまねぎで泣くっていやそういうことじゃなくて(超蛇足)

とさつに関しても、「苦しまないように殺しているか」をすごい気にかける人っているけど、わざといたぶってるんじゃなくて合理的な方法を取るなら本来は何も問題ないじゃないかと思う。
人間は他の生き物を苦しませてはじめてご飯が食べれるんだってことくらい覚悟したい。「殺して食べるにしても、苦しみは少ないように細心の注意をはかって」なんて、自分で手を下さない人が言ったとすれば傲慢きわまりない。

こんな動画があったけど、
【屠場】
「と殺場を見たら、しばらく食欲失うよ」なんて話を聞いたこともあったけど、ここの感想を見ると、手を合わせて感謝していただきたい、というものが多い。
私なんか見ててちょっとお腹すいたし…


監督はアメリカ人のはずだが、アメリカは今日本の沖縄の海に基地を作ろうとしている。
その場所には絶滅危惧種のジュゴンが海草を食べにきたり、他には残っていない珍しい種類のサンゴ礁が生息してる。
環境問題に関心の高い人なら、1つの種が滅びるということが環境に大きな影響を与えることを知らないわけじゃないでしょう。
「アメリカだって~やってるくせに」とか言うつもりはないが、あんた、ちゃんと目を開いているのか、と問いたい。


しかし、隠し撮りされた映像は、あれ私はむしろ隠さず見せた方がいいんじゃないかと思いました。
早朝、焚き火をして、何か言葉を交わす漁師たち。その光景は、とても美しいと思った。
入り江でイルカを殺すシーンは、かなりつらい映像だと前評判を聞いていたので覚悟していたが、思っていたのと違う感想を抱いた。
「老人と海」を思い出した。
血の海にまみれながら仕事をする漁師たちの姿は、なぜかぐっとくるものがあった。
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コメント

ブログ読ませていただきました。いろいろ評論とかほんとに面白いです。多分同い年くらいだけど、すごい尊敬します☆…ぼくはこんな論理的な文章とか書けません(^_^;)。これからも楽しみにしてます♪
昨日たまたまザ・コーヴを見ましてムカムカして、色んなブログを覗かせて頂いております(´ω`)

私の感想は・・・
これでアカデミー賞の受賞をしたのか?、です!
まぁこちらのブログと同意見になってしまいますが、ドキメントは多少制作側の思想によって当然の如く、偏ってしまいますが、この映画は偏り過ぎ。。

なぜ日本の太地町なの?、水銀汚染はどこからのデーターなどなど、つっこみどころ満載でしたねw

内容はいたって低俗で、昔あった「川口ひろしの水曜スペシャルの探検隊」のようなチープなスリルです。

すでに見てるかも知れないですが、「NHKスペシャル くじらと生きる」はネット動画でみることが出来ます。

つか、ザ・コーブとくじらと生きるは日本ではカップリングでリリースせい!と思いますw

いきなりの殴り書き失礼しましたm(_ _)m

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