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何かが始まる予感がします。Perfumeのニューシングル。

レーザービーム/微かなカオリ(通常盤)レーザービーム/微かなカオリ(通常盤)
(2011/05/18)
Perfume

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「微かなカオリ」を聴いて、思い出した言葉がある。

「多幸感」。

2007年にポリリズムでブレイクする少し前、インターネットで人気が出始めたPerfumeの動画のタグやコメントには、ことごとくこの言葉があった。
パフォーマンスを見ているだけで、幸せな気持ちが沸き上がってくるような、そんな存在。

東京ドームライブは間違いなく最高に幸せなライブだったけれど、ドームライブを終えた彼女らにふと感じる不安があった。

あまりにビッグになりすぎてしまったんじゃないか?
現在、新たなアイドルグループが次々に登場し、大規模なライバル関係のフィールドを形成している状況で、Perfumeはアイドルグループという枠組みから完全に離れてしまったんじゃないか?

なんというか、ただの「アーティスト」になってしまってほしくなくて。
Perfumeが「幸せな女の子たち」であることの、かけがえのなさとか・・・。


「微かなカオリ」は、今までPerfumeがほとんど使わなかったようなJ-POPめいた音がたくさん入っていてかなり驚かされる。
とはいえクオリティが下がるはずもなく、ちょうどTomato n' Pineがやっているような「おしゃれすぎるアイドル歌謡」みたいな雰囲気。

聴きながらふと、この曲はあんまり激しく踊ってほしくないなあ、と思った。
踊ろうと思えばリズム的には細かいフリもつけられるだろうけど、他のアイドルがやってるような、「ダンス」までいかないくらいのゆるい「振付け」が、この曲にはいいなあ、と。

そしてミュージックステーションで、私のイメージをはるかに越えて「踊らない」Perfumeに度肝を抜かれた。
3人がふわりと手を揺らめかせる美しさに頭がクラクラした。


確かにちょっとは、「もう少し踊ってくれてもいいんだけど!」という気持ちもあったんだけど(笑)
でもここまで抑制しきったことで、心によぎった小さな予感は確実性を増した。


つまりこれは宣言なんだろう。
新たなPerfumeの幕開け。

何しろ、曲名が「微かなカオリ」だ。カオリ=Perfumeじゃないか。


Perfumeは、ずっと記号化の道を突き進んできた。
3人の技術的なパフォーマンス力が高まるほど、まるで同じ人間が3人いるかのような、もしくは3タイプの女の子を象った人形のような、〈記号〉になっていくその究極が⊿だったと思う。

個を主張せず記号に徹する美しさはアイドル的な美学なのだけれど、突き詰めて頂点まで来た時に、それは「記号のプロ」として主張するものに変わってしまうのではないか。
実際Perfumeはその寸前まで来ていたと思う。
そうなると、プロのダンサーのダンスパフォーマンスと変わらなくなってしまう。
いくら上手いといってもダンサーとしてトップスターになれるほどではないので、そこに来た瞬間、唯一無二で最上級だった彼女たちが、代わりの利く存在にかわってしまう。

それと同時に、これまでのPerfumeブランドでは、あまりに限定的な方向性のパフォーマンスにしか突き進めないことの「もったいなさ」もあった。
彼女たちは1人1人で見ても今の日本のアイドルの中では歌唱力も、機械的なダンスだけでない「魅せ方」においてもかなり優れている。
それらを抑えて「Perfumeのパフォーマンス」に徹するストイックさが美しいのだけれど、〈Perfumeを使った面白いこと〉ってきっともっとたくさんあって、いつかそれが実現できる日も必ず来るんだろうな、と今までずっと感じてきた。

そしてとうとう訪れたPerfumeのトランスフォーム。

まだ方向はつかめない。

彼女たちは何に変身するのか。
本当にドキドキする。



おまけ。レーザービーム=やさしい悪魔・微かなカオリ=微笑がえし …の衣装を髣髴とさせる気がするんだけど、気のせい?


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