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最近紺野キタさんの『ひみつの階段』を読んで「うおーー!いい!!」ってなってたんですが


ひみつの階段 1巻 (PIANISSIMO COMICS)ひみつの階段 1巻 (PIANISSIMO COMICS)
(2009/08)
紺野 キタ

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そしたら『ひらり、』最新号の紺野キタさんの『少年』という短編がものすごく良くて、この人の漫画買い集めてしまいそうです。
金欠なのに。ぐは。


ピュア百合アンソロジー ひらり、 Vol.9ピュア百合アンソロジー ひらり、 Vol.9
(2012/11/30)
森永 みるく、高嶋 ひろみ 他

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「少年」といっても、男子が出てくるわけじゃないんですよ。

「私の中に 少年がいて 君に恋をしています」

冒頭シーンでいきなりこのセリフ。もちろん言っているのは女子です。
でも、この漫画の何が良いって、誰も「少年」の存在を否定しないことなんですよ。

登場人物はほとんど告白した葉山さん、告白された宮路さん、そして宮路さんの親…MtFらしきママ兼パパの、3人のみ。
誰も、彼女の中の「少年」について、「わけわかんないこと言ってる」とか、「ありえない」とか言わないの。
「思い込みが激しい」とも「妄想癖」とも言わないんですよ。

なんかそれが私はとても泣けました。
そんな、「泣ける」とかいうほど、感情に強く訴え掛けるタイプの漫画ではないんだけど、泣けてしまった。


『ひみつの階段』の良さも、同じところにあるのかなあ、と思います。
「友達」の存在を語る時に、「楽しく過ごせる」とか「ぶつかり合える」とかいう言葉で語られがちだけれど、「やさしさを分け合える」ことってもっとすごく本質なんじゃないかと思う。

共感してくれた、寄り添ってくれた、誰かのやさしさに、ほんとうに救われたこと。
そういうことって、物語の中で、男女の恋愛として描かれることが多いけど、それだけじゃなんだか狭い。
恋愛でも友情でも、同性でも異性でも、やさしくしたい気持ちはあるし、この人がいてくれて良かったって気持ちはある。その気持ちは区切れるものじゃないよね。

『ひみつの階段』は百合漫画という括りではなさそうなので(百合もあるけど)、異性愛もあったり。
でも、そういう漫画の中での女子高の友達間のやさしさを描いたのだから、『ひらり、』の作家となって、これからも百合ジャンルの漫画を描いていくのかと思うと、期待がふくらみます。


Qlairの『さよならのチャイム』の歌詞が浮かぶんだよね

ねえ優しかった そうあなたのこと
きっと私 忘れないから


そういうえば『少年』でも、Qlairの『永遠の少年』のことが思い浮かんだ。

駆け抜ける 永遠の少年
泡になってゆく サイダーのように


プロデューサーの篠崎恵子にとっては、クレア=永遠の少年、なのだそうです。
Qlairと紺野キタ、親和性あるかも…

Qlair『さよならのチャイム』

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