ADHDの症状を、具体的に説明しようと思うとなかなかパッと出てこなかったり上手く話せなかったりするので、自分が今後うまく話せるようになるためと、知りたい誰かがいるかもしれないので一個ずつ振り返っていってみようと思いました。
これから同じタイトルでちょいちょい書いていこうと思っています。


まず私の場合、時間の計算がひどく下手、というのがたぶん、目下いちばん生活の中で困っていることです。

高校受験でも大学受験でも、時間配分というのがどうしても上手くできなくて苦労しました。
一つの問題で引っかかってしまうと、飛ばして先に進むことが出来ずに、あとから見たら簡単に解ける問題もあった後ろ半分の回答用紙が真っ白…ということがよくありました。

「難しい問題は飛ばして易しい問題から先に解きなさい」と母に繰り返し繰り返し言い聞かせられたのですが、「難しい問題」かどうかは、ある程度解いてみないと判断できないから、解いてみる。すると、最後の方になってこんがらがってなかなか解けず、その時はじめて「これはけっこう複雑な問題だな」とわかるわけです。

「時計を見なさい」とも言われましたが、私が集中力を注げるのは最大1つまで。
そもそも短い時間に集中的に何かをやることじたいが困難な中で、最大限の集中力を発揮して試験問題に臨んでいるのに、時計などに気を散らしてしまったら、かき集めた集中力がばらばらに散開してしまいます。

でも、今なら思います。
もっと細かい具体的なパターンを想定して、どんな問題を飛ばせば良いのかというリストを作っておけば、あの困難は解決したのではないか…と。

例えば、「もうちょっとがんばれば解けそうな気がする」は飛ばす、とか、計算メモがどのくらいの量になったら飛ばす、とか。
それを、頭の中で「気をつけよう」と思うだけではだめです。ちゃんと紙などに書いて表にしておく。そこまでして、やっと自分が実現できる形になってくる。

なんで周りにそういうこと教えてくれる大人が全くいなかったのかなあ、と思うのですが、きっと普通は「難しい問題は飛ばす」の一言で済むことなんですよね。

結局この「時間配分問題」は最後まで解決せず、上から順番に解いてもある程度の点数が取れるようになることで解決していたように思います。

現在の問題は、出かけるまでの準備の時間配分が上手くできないことです。
自分の中の「だいたいの目安」というものがかなり狂っているようで、1時間以上時間が足りないこともあれば、5分くらい微妙に足りなくてちょっと遅刻したり、1時間くらい余ったと思って、じゃあちょっとこの用事を済ませよう…などとしているとやっぱり遅刻してしまったり。
この間、NHKのバリバラという番組にでていた発達障害の人は、歯磨きとか着替えとか、支度の一つ一つにかかる時間を全部計測して、それを元に必要な時間を割り出しているとのことでした。
私もこれからそれを試してみよう、と思いました。

自分でこんな風に書きながら、発達障害者には、「普通はできること」ができないけれど、「普通」より手の混んだ、段階を多く踏んだやり方をすればできないわけではない、という場合のことも多いのではないかな、と思いました。
自分でも戸惑った時は、「段階を多く踏んだやり方」を心がけていくと、何とかなるかも、と思います。

診断が出てよかったな、と思うのは、「特別な方法をとってもいいんだ」と思えたことです。

べつに診断が出なくたって、誰がどんな方法をとって日常のいろんなことをこなしていってもいいと思うんですが、普通の人がやっているのと同じようにできなければならない、とどこかで思ってしまっていた気がします。
最初はできなくても、普通はだんだん慣れてできるようになってくるものだ、と言われると、そういうものか、と思ってほかの人と同じような方法で頑張ろうとしますが、それだといつまで経ってもできない。そしていつまで経ってもできない自分がいやになる。

もうその方法ではできないんだ、別の方法を探そう、とケリをつけられたのは、診断が出てすっきりしたことの一つだと思います。
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