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百合人3号のクロスレビューにとっておきたいのとネタバレになるのでもったいぶっていたんだけれど、クロスレビューの300字に収まる気がしなくなったのでやっぱりちょっと書いておきます。
ネタバレです。






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「開始10分で号泣」と話題のアナ雪、ご多聞に漏れず私ものっけから泣きました。
魔法の力を抑えるため、アナと引き離される姉のエルサ。しかし、事情のわからないアナはエルサの部屋の扉を、姉と遊びたい一心で、無邪気に叩き続ける。

映画のクライマックス、アナの真実の愛は、身を呈して姉を守ろうとしたあの一瞬に示されたように見える。
けれど、本当の愛は、あの一瞬だけのことではなかったんじゃないだろうか?と思います。
開かない扉を叩き続けること。
10代になったアナは、扉を叩こうとするけれど、いつしかやめてしまうようになっていた。アナも愛を忘れてしまっていた。
閉ざされた生活の中で愛を忘れてしまった姉妹が、もともと持っていた愛を思い出す、という話だったのかな…と。

氷の城へやってきたアナは、エルサの力で国中が雪に覆われていることを告げる。でも、止め方がわからないエルサ。
それに対して、アナは「エルサならきっとできるよ!」と何の疑いもなく言ってのける。
そのあとアナの心臓にエルサの魔法が入ってしまったり「真実の愛」って言葉が出てきたことで、逆に混乱して異性に愛されなければいけないのかとアナも勘違いするんだけれど、エルサの悲しみを癒し、姉妹で手を取り合えばきっとこの危機は解決できると、氷の城のシーンの時点でアナは分かっていたんだ!と、後から気付きました。
アナはやっぱり最初から真実の愛を知っていた。愛という言葉には結びついていなかったけれど、「いつも共にいて助け合おう」という単純な思い。
その思いだけで、開かない扉を叩き続け、雪山を登った。

一方で、エルサの場合、愛を取り戻す過程の中で、一度ひとりきりになって他者からの一切の抑圧から解放されることが必要だったというのも、素晴らしい描写だなあ、と思います。
もう他人を気にして自分を抑え込むのは嫌だ!と、人々に背を向けて旅立ち思い切り解き放たれるエルサ。
その結果エルサは氷の城に閉じこもり、ひとりきりになってしまうのだけれど、解放されていく様子はあの素晴らしい歌と映像で、完全に肯定されている。ここを全肯定してくれるところが、本当にうれしい。

愛をテーマにする作品は、えてしてその絆や結び付きを強調しすぎ、人と結びつくことに脅迫的になってしまうことがある。
エルサが、一人の人間としての自分を取り戻してから真実の愛を取り戻す、という過程は、絶対に必要だし、だから物語前半のあのシーンが、あんなにも映画の中で大切なシーンなのでしょう。
もう他人なんか関係ない、一人でいればいい、と思っていたのに、実は周りも自分の孤独に巻き込んでいた…というのも、見事な描かれ方だなあ、と感心します。

本当にこの作品、観てから数日経っても思い出して、ああ、あそこはこんな意味もあった…と感動するところがいっぱいある。
何度も見返したくなる映画というのはこういうものですね。
私は毎日「let it go」と「生まれてはじめて(リプライズ)」聴いてます(笑)






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