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ファン以外にはあまり知られていないけれど、WaTの歌詞って本当にいいんだよなーと思うんでオススメをまとめたくなりました。
というわけでWaTの良歌詞10選。(リリース順)

◆『僕らの居場所』作詞:WaT作曲:WaT・田中直樹
ウエンツ瑛士、小池徹平が「はじめて一緒に作った曲」。そんな記念すべき曲ですが、冒頭の歌詞から

ちゃんと僕を見てそして話して下さい
重たい荷物をそこにおろして下さい


コレで始まるのって、作詞始めたばかりの人とは思えないセンスです。
この曲は、当時路上ライブをしていた2人の思いを率直に歌ったもの。しかし、書き始めたばかりの人にとって「かっこつけない」「どこかで聞いたような言葉を空虚に使わない」ことってとても難しいことなのに、なんでこんなに本物の率直さで書けたんだろう、と驚きます。

その場所から今 君に何が見えていますか?
僕らの気持ちが ちゃんと届いていますか?

(略)
僕らはいつもここで待ってるから
君の顔を見せて話して下さい
僕らはいつもここで歌ってるから
全て伝えるのなんて難しいけど
歌ってる


最初期の十代の頃にこういうものが書けてしまうってところから、本当に2人の飾らない人柄が伝わってくるなあ…と感じます。

◆『オトナシ』作詞:ウエンツ瑛士 作曲:小池徹平
ファーストアルバム収録で、ウエンツさんがほぼ一人で歌っている曲。
アップテンポでライブでも盛り上がる元気なナンバーですが、歌詞は思春期の迷いや悩みを等身大で表現しています。

夢 希望 抱えすぎて
すげー 理想 果てしなくて
とても手が届かないよ

右 左 どっち付かず
白 黒 決められずに
いつだって出遅れるんだ


「いつだって出遅れるんだ」がめっちゃ好き。
これ、ぜひ音源を聞いていただきたいんですが、音楽にとてもよく言葉がはまっていて上手い。それでいて、自分の言葉でリアルな心情を表している感じもグッとくる。

さて、全体には元気な感じで展開していく歌詞なのですが、2番のBメロで、突如静寂が訪れます。

がむしゃら走ってたどり着いた―たどり着いた―
オトナシ 行き止まりそんな…
街中雑踏も遠ざかって―遠ざかって―
すべてが息をひそめる


この「すべてが息をひそめる」のそっけなさ、突き放された感。音楽は鳴り続けているけれど、本当に音がなくなった世界をイメージさせる。しかしそこからの2サビがまた唸らせます!

それでも僕らは両手振りながら
足音 鳴らして
手に入れるために捨てたものたちへ
別れの言葉は
思い出だけで!


そしてやっぱりサビも音楽へのハマり方がめちゃくちゃいいんです。

◆『Answer』作詞:WaT 作曲:小池徹平
この曲は、作詞はWaT名義になっていますが、すごくウエンツさんっぽい考え方が如実に表れてる歌詞だなあ、と勝手に思っています。

もしかしたらそれは立場とか立前とか
僕に分からないような事なのかも
それでも僕はきっといくつものシガラミに
包まれて守られて生きている


きっとこの曲を書いた時には2人はまだ十代だったと思いますが、この世界にはまだ自分の知らない汚いことや裏のあることが渦巻いている、と感じながらも、そういうところで大人として自分を守ってくれている人の存在に感謝して、少しずつ大人に近付いていこうと一生懸命な感じ。けなげです^^
でもこういう面倒くさいこといちいち考えちゃうのが、いかにもウエンツさんらしくて。

しかし、さらにこの曲の中で注目すべきは2番。

僕らはきっと記憶の海の上で
思い出の海原にユラユラと浮かびながら
生きるたび少しずつ深くなって
たまに海の底まで記憶を探しに沈んで
そしてまた海の上を漂ってる
いつまでも…


不思議な心象風景。自分自身が海の上に浮かんでいるようなイメージを掻き立てると共に、記憶というものについての独自の考え方を表現しているのが面白いなあ、と思います。

◆『Hava Rava』作詞作曲:WaT
WaTの3rdシングルであり、ポップなサマーチューン。彼女にフラレた男の子たちがやけっぱちで2人で海に遊びに来た、というコミカルな情景を描いていて、ライブなどでも盛り上げソングとしての扱いが大きいです。が、その実歌詞は意外にちょっと文語チックで、美しい言葉が並んでいるんです。それをいいことに、BL読みをしてしまっても捗ること間違いなしですw

空が落ちてきそうだよ
僕ら砂に寝ころび見上げてた
このままずっと時間を止めてしまいたい


(略)

遠く夕日に染まる空
友情で過ごす夏黄昏れて
波の音だけ優しく僕ら包んでく
時が経つのも忘れて
僕ら夏の真ん中浮かんでる
子供みたいに日が暮れるまではしゃぎたい

やがて過ぎゆく夏の空
失くした恋のカケラ今何処
心の奥でつかえてたもの溢れ出す
本当に大切なもの
やっぱ忘れられない恋もある
そのことに今気付いて僕ら歩き出す


まあ正直、歌詞を見るだけでも、なんでフラレたのかってお前ら2人が仲良すぎるからだろ、と思います(笑)
PVを見ればその思いはさらに強まりますので、動画など探して見てみることをオススメします(笑)

◆『初めて海を見た時には』作詞作曲:WaT
Hava Ravaのカップリングに収録された、こちらはしっとりした夏ソング。

初めて海を見た時には
世界の広さに打ちのめされて
目眩がしてたはず
きっと初めて僕が出会ったもの
その時感じた記憶はずっと
なくしちゃいけない宝物かもしれない


感動する心を失いたくない、という思いを「初めて海を見た時」にたとえるというのが面白い。
情景描写の美しさもこの頃から磨きがかかっていきます。

何気なく見上げる夜空に
今年最初の花火ゆらめいていた


(略)

ビルの間を流れる風に
ほのかに香る微かな夏の気配
夕闇に低く浮かぶ月は
どうしてこんな心まで惑わすの


と、ここまでノリノリで書いてきて気付きましたが、これ10曲1つのエントリーで書くとめっちゃ長くなりそうです。
そういうわけで前後編に分けることにいたしました。
楽しんでるのは私だけかもしれませんが、後編をお楽しみにw
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