愛のひだりがわ (新潮文庫)愛のひだりがわ (新潮文庫)
(2006/07)
筒井 康隆

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愛のひだりがわ、思っていたより、重くて、読んでいてけっこう傷ついた。

これからきっともっと色んな人と出会って別れていくんだろうな。
再会もあるかもしれないし、一生会わない人もいるかもしれない。

私は自分で思っているよりずっと何も知らない。
無力なのは知っている。
これまで何人の友達を助けたいと思って、それなのにあまりにも、完全に、私は無力だったことか。だから恋人がほしかったんだ。
私は人間になりたかった。




たくさんの出会いと別れを繰り返して、もしかしたら一生一人なのかもしれない。ひだりがわに居てくれるパートナーは旅の途中で、現れては去っていく、そんな運命の、人間もいるものなのかもしれない。





そんなことを考えながら。私の物語は遅々として進みません。
私から生まれた物語が今はもういくつか存在して、生んでしまった人物たちが完成させろとにらんでいます。

私はこれからどうやって暮らしていくんだろう。生きていくんだろう。

私が気になっている何人かの友達は、どんな風に生きていくんだろう。
私は本当に無力なんだろうか。私によって何かが変わることはないんだろうか。

人を相手にしていることで、意図していることが遂げられることはほとんどない気がする。
自分にとってほんの些細な、意味のわからないようなことが相手にとって嬉しいことだったり、傷つくことだったりする。
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